【医書同源 読書考⑳】〈もっと野球観戦を楽しむために!〉

読書考

野球シーズンがやってきました。春のWBCや選抜高校野球に続き、NPBとMLBも開幕。今年も大谷翔平選手の活躍をはじめどんなドラマが生まれるのか楽しみです。

『野球ビジネス』(トクサンTV、クロスメディア・パブリッシング、2026)を読んで
著者「トクサンTV」は徳田正憲氏のYouTubeチャンネル名。本書は「野球の教養」をテーマに、豊かな経験から“視点を変えれば野球はもっと楽しめる”と語ります。

全9章で、歴史・文化に始まって、スポーツビジネス、アマチュア・NPB・MLBの話題、用具、ファンの応援ぶり、ファンマーケティングなどとなっています。印象に残ったところを挙げますと―

①野球の起源はアメリカではなくイギリス説が有力。日本野球は学生野球から始まった。
②MLBは野手の送球スピードが突出、160キロ超も。NPBは送球の精度が高い。
③日本では選手個人の人気が強いが、「阪神ファン」はMLBの球団愛に近い。
④日本はオーナー交代が滅多になく改革が進みにくい。MLBのピッチクロックやベース拡大は参考になる。(その後ロボット審判も導入)。
⑤改革案として
【NPB】
・外国人選手枠を撤廃して国際化を図る。外国企業も参入しやすくなる。
・球団名に都市名を入れるだけでなく、地域貢献活動を強化する。
【高校野球】
・熱中症対策として、春の短期間のセンバツを夏にする。
・7イニング制に短縮する案に対し、全国大会でもコールド制を採用する。
・新聞社だけでなく、多様なスポンサー参加で活性化を図る。

このほか、山本由伸投手の“やり投げ”アーム投法、大谷選手の身体の回転を軸にバットを振る打法など興味深い話題を取り上げています。本書を読めば、野球の面白さと奥深さが感じられて観戦がいっそう楽しめるでしょう。

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