【ダジャレノミクス 金融・初級編④】お金の役割(支払手段)金融危機

ダジャレノミクス

◇不透明な時代が続いています。シカイ(視界)良好へ向けて、今日は「お金の役割」4目!

(佐々木ゼミ長)前回の(3)「蓄蔵手段」に続いて(4)「支払手段」。村上さんから、お願いしまーす。

(村上さん)は~い、でわぁ。アトで払うからって買うのがコトの始まり。この時の取引をアトで清算する、これが「支払手段」の役割。取引が繰り返されると、信頼・信用みたいな関係がシンライ(シラナイ)うちに生まれますよね。信用あってこその「契約」だけど、私たちの生活は随分、恩恵をうけています。

(高橋さん)うん、お陰で車のローンもできて奨学金だってありがたい。将来は、住宅ローンも組めるし、ずーっと先は退職金も年金もちゃんともらえると、助かるわ。企業同士の取引も広がって経済活動がより盛んになれば、景気も良くなる、いいことばかりみたいぞなもし。

(佐々木さん)でもね、ツケやローンで買えても、いずれ払わなくっちゃ。約束の期日があるから。(縁)の切れ目は怖い。ほら、前に私、「金は時なり」って言ったじぇ。企業同士の取引って、すごい規模の決済網から成り立ってるんでしょ?

(田中くん)うん、順調にいく時はすごくいいんやけど。ときには行き過ぎること、あるんちゃう?芭蕉の「やがて死ぬ  けしきは見えず  蝉の声」みたいに、景気は崩壊寸前が最も健全に見えるらしい。バブル化することもある。どっかで決済できないとそれが波及して景気は終わるんや。

(井上くん)アメリカでは2008年リーマン・ショック(住宅ローン危機)があった。人はローン(どう)しても、バブルかって感じても、コリーマンシェン(こりません)。〈絶頂期よ永遠なれ〉!じゃ。その後、政府、連銀の強力なテコ入れで立ち直りよった。
中国でも同じ。「恒大集団(エバー・グランデ)」の不動産問題、いまグラン、グランデ進行中、ゾンビ・マンションが全土にビマン(弥漫)してるらしい。中国の経済成長、どうなるんすか?

(先生)うん、まだよく分からん。不動産バブルのはじけた中国、一大ピンチ。膨大な「生産過剰」も表面化して清算は容易じゃない。海外諸国に輸出攻勢をかけ、G7など国際社会の強い反発を招いているしね。

(井上くん)日本でも「住専(ローン)問題」があった。80年代、空前の「円高平成景気」、わきにわいたバブル景気じゃった。結局、巨額の「不良債権の山」つくって「失われた10年」につながった。借り易く返し難しは金融の「」、気を付けたいワナ

(村上さん)国の税金や保険料なんかも支払手段じゃないでしょうか。国に納めるのはお金だし、ヤクショク(役所/約束)の期日までに払うことになりますよね。

(副ゼミ長)お金ってほんとに魔物ですねぇ。経済を押し上げるのも落ち込むのも演出してくれる。バブル・金融危機の教訓、忘れないように!そんな支払手段の役割でした。では、また次回。(ピンポーン♪)
(画像は、当時、どんちゃん騒ぎの「バブル景気」、日経新聞)

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