【ふるさと通信】佐賀県立鹿島高校(旧制・中学) 偉大な先輩 山口良忠判事

ふるさと通信

先日、鹿島高校時代の同級生K君からFacebookで現在放映中のNKH朝ドラ『虎に翼』のことを教えてもらいました―「山口良忠判事のモデルが登場している」と。K君、ありがとう!

山口判事がなぜ偉大なのか?終戦直後の厳しかった食糧難とインフレの時期、横行する闇行為を裁く側の人間だった山口判事は、自ら襟を正し「食糧管理法」(1942~95年)を守ってわずかな配給食糧のみで生活。しかしながら栄養失調で病気になり、33歳の若さで亡くなったのです。この衝撃のニュースは海外にも伝えられました。私の生まれた昭和23年頃の出来事です。

市制施行70周年の鹿島市、ついこの間、記念のNHKのど自慢があったばかり、かつて4万人を超えていた人口も現在は2.7万人。高齢化も進んでいます。帰郷した折り、兄から自嘲気味にある「謎掛け問答」を聞きました。「鹿島市と掛けて なんと解く」「高齢者と解く」「その心は『しのごとなか』」…「(人口減で)市らしくない」と「(高齢者は)死にたくない」の掛け言葉。

こんな少子高齢化の波を乗り越え、ふるさと・鹿島市と母校・鹿島高校の末永い発展を願い、私たち後輩も偉大な先輩の不撓不屈の精神を受け継ぎがんばりたいです。いつの日か、笑顔で「ほんに市のごたぁる」(ほんとに市らしいな)と、街づくりが実るときを迎えられますように!!

「写真トップは鹿島高校の赤門(K君のFacebookデータより)、本文・上は赤門と筆者、下は高校のお堀 鹿島高校は美称・鹿城高(ろくじょうこう)、鍋島支藩の鹿島城跡に建てられた学舎(この赤門学舎は普通科、少し離れた大手門学舎は商業科と食品調理科)」

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